牛丼の吉野家が苦戦している。
吉野家と言えば、牛丼の並盛を380円から280円に値下げして、集客を3割伸ばし利益を増やす戦略だった。
使用するアメリカ産牛肉の規制緩和により、、吉野家は「脂ののり具合の良い20カ月前後の牛肉が安定的に入ってくれば、よりおいしい牛丼が提供できる」と話していた。
昔の吉野家の味が戻ったと言うテレビ宣伝を、目にした人も多かったのではないでしょうか。
7月5日に発表した吉野家の第一四半期(2013年3月~5月)決算は、前期の第3四半期(2012年9月~11月)以来、3四半期連続の最終赤字だった。
売上高が425億円(前年同期比6.6%増)、営業利益が7.5億円の赤字(前年同期は3億円の黒字)、純利益も4.9億円の赤字(同1.2億円の赤字)。
東洋経済オンラインによれば、『吉野家ホールディングスが同時に発表した6月の既存店売上高は、前年同月比で111%。3カ月連続での2ケタ成長は維持したものの、通年の会社計画113%には届かず、値下げ効果は期待したほどには出ていない。』
吉野家が値下げを発表した時に、私が書いた記事は『吉野家の値下げで3割集客が増えるのか!』。
吉野家が牛丼の価格を100円下げて並盛280円にする。
会社の予想では、集客が3割増えるそうだ。
でも、私の予想では思ったように増えないと思う。
コンビニ、大手スーパーなどの弁当類などの価格が下り、牛丼の価格が前みたいに魅力がないからだ。
時代とともに状況は変わる。
前みたいに牛丼業界の値下げの効果がないのはそのせい。
コンビニの過当競争は、他の業界にも影響が及ぶ。
インフレどころか、日常商品ではデフレが進行している。
先日もビールなどの飲み物100円の居酒屋に行ったが、期間限定のはずが100円を止められない。
そのお店は、お父さんたちで賑わっていた。
お父さんたちのお小遣いが増えないのだから、当然といえば当然のこと。
消費者心理をどのように読むのか。
やはり、中小企業は勉強あるのみ。
皆様の健闘をお祈りいたします。
ここまでが書いた記事です。
努力は人を裏切らない。
やはり、私たちは勉強、勉強ですね。